矯正　Orthodontics

当医院は矯正患者の来院がとても多く、土曜日の診療は、予約のほぼ半数が矯正治療の患者さんです。
特に小児矯正に力を入れており、放置すれば将来外科症例（骨を切る手術）になる症例も小学校卒業までに治療すれば、その殆どを助けることが出来ます.成長により不正咬合が再発した場合も小臼歯の抜歯を行いＭＢＳ（歯に金具をつける装置を用いて）で正常なかみ合わせに誘導することも可能です。

近親者に不正咬合の方がいる場合、将来的に子供が同じ様な不正咬合になる可能性が、かなり高くなります。

特に下顎前突は、早期の治療開始が必要です。
下顎が上顎よりも前に出ている下顎前突症は、下顎の前歯が上顎の前歯を押さえている為、上顎骨が前方に成長できず、成長の時期を逃してしまいます。

上顎骨の成長は、一般の骨（下顎骨を含む）の成長と異なり、頭蓋骨と同じ成長する為、12歳ぐらいで成長が終了してしまいます。この間にある程度前方へ成長させておかないと、骨を切って前方へ移動させる手術が必要になる可能性が高くなります。